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2009.6.12

平成21年度JTEC第1回講演会報告


1 開催趣旨

JTECの平成20年度の2回の講演会で提起された共通の課題がICT国際協力・国際展開分野の人材育成でした。
即ち、21世紀のグローバル時代に求められるICT人材の育成と国際協力を担う人材の空洞化対策を産・官・学が連携して国を挙げて推進すべきというものでした。
そこで、今回は、講演会テーマを「21世紀のグローバル時代のICT国際展開エキスパートの育成~世界に通用するICTスキルの学習法~とし、具体的なICT人材の養成・育成方策を皆様と御一緒に考える機会としました。

コーディネーターは佐賀健二先生(NICT招聘研究員、元アジア大学教授)、 講師には、山下勝比拡氏(株式会社東芝技術企画室参事)と吉田賢一氏(ソフトブリッジソリューションズジャパン株式会社取締役)に御願い致しました。
皆様ともにICT分野の人材教育の実践経験豊かな第1人者です。

2 講演会内容

(1) 日程 平成 21年6月3日(水) 14時~17時
(2) 会場 五反田ユーポート 7階「末広の間」( 品川区西五反田8- 4-13)
(3) テーマ 21世紀のグローバル時代のICT国際展開エキスパートの育成 ~ 世界に通用するICTスキルの学習法~

3 講演会次第

(1)JTEC理事長挨拶内海善雄

(2) 問題提起 ICT国際展開人材育の必修スキルと学習法 ( pdf ) 
コーディネーター  佐賀健二(NICT招聘研究員、元アジア大学教授 )
(3)講演
  ⅰ講演 1企業におけるICT国際展開人材も育成法
山下勝比拡氏(株式会社東芝技術企画室参事( pdf )

  ⅱ講演 2 インドにおけるICTスキル学習法
  吉田賢一氏(ソフトブリッジソリューションズジャパン株式会社取締役) ( pdf )

(4)質疑応答・意見交換 コーディネーター 佐賀健二(NICT招聘研究員、元アジア大学教授 )

4 まとめ

(1)  コーデネーターの佐賀先生からは、ICT国際協力プロジェクトの成功のためには、「三位一体の人材育成」が必要と問題提起されました。即ち、①日本企業にとって必要な人材の育成,②我が国の国際協力人材の育成、③途上国の人材育成です。

(2) 山下氏からは10年後を目指し 東芝が数年前から継続実施しているインドIT研修についての講演がありました。
  「これからの企業は異文化コミュニケーション環境でのビジネスが当たり前になる」ので、その状況でも生き残れるための先行 投資と考えて始められたそうです。その前提です。

  (3) 吉田氏からはビジネスとしてのICT人材研修いついての講演がありました。グローバル人材とは知識だけではなく、体験(スキル)と五感(相手の理解)が備わっていることが前提になるという話は印象的でした。

  「国際協力は我が国の持続的発展の生命線である」という認識の下、 JTECとしては今後ともこのような講演会の開催を 継続して参りたいと思いますので、皆様方におかれましては講演のテーマや講師などにつき何なりと御意見など御寄せ頂ければ幸甚です。講師の方々、御運び頂いた皆様、御協力頂きました皆様に厚く御礼申し上げます。