2011.1.26
プラマニク カデル博 (JTEC理事長特別アドバイザー)
南太平洋大学(The University of the South Pacific)は島嶼国12カ国によって1968年に設立された大学であり学生総数20,000人を擁している。
この大学にJICAのODA無償援助により「Japan Pacific ICT Center」が建設され2010年に開所式が執り行われた。プラマニクはUSP-Netの整備とカリキュラムの策定に携わった。
太平洋諸国は個別には人口も極端に少なく連携の必要性は必須である。日本は鮪、鰹を始め水産資源の多くをこれらの国々に依存している。この国々にも進出してきている中国、韓国の勢いに対抗するためにも日本のプレゼンスを確保する必要がある。ネットワークの中核は衛星通信ネットワークである。(詳細)
野元 桂 (JTEC研修部長)
JTECは設立以来今日まで87カ国、1,503人に対して招聘研修を実施してきた。
この間,所謂、「研修」の内容も、基盤整備からe-Health,e-Education等に代表されるアプリケーションへとシフトしている。他方、研修生のポテンシャルも高く、技術移転から相互連携の意味合いが強まっている。今後の研修は人材育成として捉え、日本と当該国の共存の可能性を探求することにある。
これを実現するためには、当事者たる日本側の人材の強化を図る工夫が必要である。JTECでは、これまでの講演会で何回か提案されてきた人材交流センターによる人材養成セミナーのような機能の役割を果たしたいと思っている。(詳細)
横井 康和 (JTEC放送技術部長)
2010年6月の国営ボリビアTV放送設備調査の直後に、当該国の地デジが日本方式に決まった。
人口1,000万人弱のこの国においても携帯電話の普及は目覚しく既に500万人を超えようとしている。携帯電話によるワンセグ受信は日本方式の特徴であり、地震等の緊急警報放送は国民の安全・安心に大きく貢献するものとして期待される。(詳細)