トピックス

ホーム > トピックス > ジャマイカ緊急通信体制改善計画プロジェクト完了

ジャマイカ緊急通信体制改善計画プロジェクトが完了しました

 

 カリブ海のジャマイカにおける「緊急通信体制改善計画プロジェクト」(The Project for Improvement of Emergency Communication System)に係るコンサルティング業務(設計、調達支援及び施工監理業務)が完了しました。 このプロジェクトは2017年度に開始された我が国のODA無償資金協力事業で、JTECは他社受注業務に補強として参加したものです。コロナ禍の影響により途中一時工事が停滞しましたが、2023年度に現地工事が再開され、このたび無事完成し、2024年4月に引渡しが行われました。

 このプロジェクトで構築したシステムは、ジャマイカ全土で緊急無線(防災無線、消防無線、救急無線等)が利用できるように山上24か所にレピーター(無線中継局)を設置し全国をデジタル無線網でカバーするものです。端末トランシーバーとして各種防災関連機関に、固定局・車載局・ハンディ機合計約1,200台も供与されました。

 今後現地においてこの無線インフラが活用され、各種防災・救急活動の円滑化、高度化が進展することが期待されています。なおこのシステムは現在、引渡し後のフォローアップ及び習熟運用が実施されており、完成式典は2024年7月以降に行われる予定です。

 JICAホームページにおける本プロジェクト紹介のURL
  https://www.jica.go.jp/oda/project/1660770/index.html

 


山上無線中継局(奥の既存鉄塔を活用して無線中継機器を設置)

ジャマイカ国家防災局本部(通信指令台を導入)

プロジェクト記念プレート(主要サイトに掲示)