2020年12月16日、国交省主催「日ASEANスマートシティ・ネットワーク・ハイレベル会合」において、インドネシア・マカッサル市ルディ市長代行とJTECの深谷チーフデジタルアドバイザーは、スマート交通・物流分野における協力についての覚書を調印しました。
これに先立ち、JTECは国土交通省が主催する日ASEANスマートシティ・ネットワーク官民協議会(JASCA)の会員として、マカッサル市向けスマートシティ推進に参画してきました。
2020年2月同市にて開催された第1回現地会合に出席し、日本の事例を紹介しました。同年7月にはオンライン会合に参加し、京セラコミュニケーションシステム株式会社(KCCS)と交通・物流分野のソリューションを提案しました。市長代行から、交通・物流分野の課題の指摘があり、それを考慮してマカッサル市を拠点として貨物輸送を事業展開するKalla輸送物流、東インドネシア地域の港湾を運営するPelindo IV (公営企業)に対し、港湾周辺交通渋滞緩和に関わるプロジェクトを提案しました。
利害関係が複雑な港湾関係者とりまとめには、マカッサル市の更なるリーダーシップが必要となることから、日ASEANスマートシティ・ネットワーク・ハイレベル会合にて覚書を調印し、今後の継続的な協力関係を確認することにしました。
JTECはJASCAメンバーとして、国交省様、現地大使館、JICA、JETRO等政府機関の支援を受け、情報交換しつつ、ASEANにおけるスマートシティ・プロジェクト推進に地道に取り組んでいます。コロナ禍により、現地交流がままならない環境下でも、オンラインを活用し、現地ニーズ発掘や調査活動に引き続き取り組んでいます。