JTECは、途上国の遠隔医療サービスの調査・普及支援、並びに日本の医療技術・サービス・インフラの国際展開支援を実施しています。
【インド】
(1)横と縦のテレメディシン(医療従事者間のコンサルテーションと教育)
「横」は7つの遠隔医療重点医科大学間、並びに全国150医科大学間の連係ネットワーク
「縦」は各地の医科大学-県病院-コミュニティヘルスセンター間でビデオ会議による連携。
(2)医療NGOとIT企業のCSR活動による省力化母子保健アプリ
国策による村のヘルスワーカ―活動を「医療NGOとIT企業のコンビ」がITで支援することで、限られた医師の稼働で効果の高い効率の良い医療サービス提供を実現。4.5万人の村民対象のパイロットから開始し、高い評価を得て、グジャラート全州(4,500万人)対象の事業に発展しています。
(3)遠隔医療アプリ開発センター(C-DAC:情報通信省情報技術局の関連組織)
医師間コンサルテーションシステム(eSanjeevani)などを開発。国内・アフリカなど途上国に展開。
①医師の音声認識・テキスト自動入力機能、②酸素濃度や血圧など周辺測定器のデータを(途上国でも導入できるよう)安価な「変換箱」経由で取込む機能、などが特徴。
【ミャンマー】
◆2017年、光海底ケーブルがミャンマーに接続され、JTECは遠隔医療教育の普及支援を開始。
2019年、国際医療開発センター(NCGM)の医療技術等国際展開支援事業のスキームを活用し、九州大学による「ミャンマーにおける医療水準の均霑化を目指した人材育成事業」を支援。医師とIT技術者の育成を本邦研修・現地研修・遠隔研修で支援。
「NCGMの資料ページ」
https://kyokuhp.ncgm.go.jp/library/tenkai/2020/tenkai2019_light.pdf
2020年、NCGM事業での九州大学による「ミャンマーにおける医療水準の均霑化を目指した人材育成事業」のオンライン実施を支援。オンラインでの遠隔医療教育発展において大きく前進することができました。
今後、JTECは様々な助成スキームを活用し、途上国(都市と地方)の遠隔での医療教育や医療サービス、ICTを活用した生活習慣病予防に役立つ遠隔健康支援サービスなど遠隔医療の普及に貢献していきます。
上記取組みの詳細は、「
遠隔医療取組み詳細」のPDF資料をご覧ください。