― DX・デジタルコネクティビィティ・AIガバナンス等をテーマに研修を実施 ―
JTECは、2026年2月2日~5日の4日間、アジア・太平洋電気通信共同体(APT)の委託を受けて、「Training Workshop on Policy Development for High Level Officials」を東京にて開催しました。本研修は、アジア太平洋地域の情報通信省等に所属する上級幹部職員を対象に、ICT政策立案能力の強化と地域協力の促進を目的として実施されたものです。今回の研修には、カンボジア、ラオス、マレーシア、モンゴル及びネパールの5か国の幹部職員が参加しました。
開講式では、APT近藤事務局長、総務省桐山国際戦略局次長、JTEC理事長の南より挨拶が行われ、日本のデジタル政策の方向性と国際連携の重要性等が示されました。
研修では、各国代表によるカントリーレポート発表を通じて、ICT政策の現状・課題・制度整備状況を共有するとともに、以下の主要テーマについて議論を行いました。
■ デジタル・トランスフォーメーション(DX)
日本の自治体DX推進、デジタル人材育成、産学官連携モデルを紹介し、行政効率化と包摂的デジタル社会実現に向けた政策的示唆を共有。
■ デジタル接続性
衛星通信やOpen RAN等の技術動向を踏まえ、地方・離島を含む接続性確保の重要性と、教育・医療・防災分野への波及効果について議論。
■ Trust & Safety(サイバーセキュリティ)
重要インフラ防護、サイバー攻撃対策、民間企業の取組事例を通じ、DX推進とセキュリティ確保の両立について理解。
■ AI活用とガバナンス
各国のAI導入状況やリスク認識を共有し、AIの社会実装、国際協力、人材育成等に関する意見交換を実施。
■ 視察プログラム
研修期間中には、以下の視察も実施されました。
- NTT e-City Labo(ローカル5G実証・地域DXモデル)
- NTTドコモビジネス SOC(サイバーセキュリティオペレーションセンター)
これにより、日本の実証事例および運用現場を直接視察し、政策設計と実装の両面から理解を深めました。
本研修を通じて、参加各国の政策課題の明確化、日本の取組への理解深化、そしてハイレベル行政官間の人的ネットワーク強化が図られました。
JTECは今後も、APT、総務省等と連携・協力し、アジア・太平洋地域の新興国・開発途上国におけるICT分野の人材育成支援を推進してまいります。
総務省表敬
講義の模様
意見交換の模様
視察の模様

